2014年11月14日金曜日

ロングコート。

タイトルどうり。

今日はオリジナルのロングコートについて。

このシリーズは私がまだ店頭にいたころから続くLui'sとしての定番シリーズです。
Pコートは毎シーズン必ず依頼しているのですが、シーズンごとにプラス2型が新しい形で提案しています。

今期はその2型に「ステンカラーコート」、「チェスターコート」を選びました。

今日は「チェスターコート」について色々書きたいなと・・・

まずはチェスターコートとはから..

正式名称は「Chesterfield coat」(チェスターフィールドコート)と言います。(知ってるか。。。)

着丈は勿論長めで、膝程度の長さが一般的といわれてます。
19世紀にチェスターフィールド伯爵が着用したことからこのネーミングになったそうです。(まんま・・・)

そして現在ではフォーマルウェアとしてや、ビジネス、カジュアル様々なシーンで着用されています。
正式なデザインは、

・ボタンは比翼仕立て

・上襟はベルベット仕立て

だ、そうです。

ちなみに上襟のベルベット使いはフランス革命で処刑されたルイ16世とその妃マリー・アントワネットを弔う気持ちを表現したそうです。
(ほぉ~)

海外ではクラス分けがされており、

・ドレスチェスターフィールド:ウェストを絞り、さっきの正式な仕立てで作られたもの。

・サック・チェスターフィールド:ウェストを絞らず箱型の垂直に仕立てる。

・セミ・チェスター:襟の素材切替が無く、腰丈や腿丈が多いもの。

てな感じでクラス分けがなされています。


前置きはこんな感じで。。

今年のLui'sのチェスターはこちら。

ボタン見せにしているので少しラフな印象になってますね。いわゆる「セミ・チェスター」に当たりますね!
(でもフォーマルでも全然着ていただける仕上がりです!)

素材は打ち込みの良いオリジナルのメルトン素材を使用。
毎年この素材は作っています。

程よい光沢と素材に触れたときの若干の"ぬめり"感。これは実際に素材に触れて見て欲しいところですが。

そして何より着用した時のシルエット。

秀逸。


その一言に尽きます。ほんとに綺麗で、ボディーラインに沿って美しいラインを描きます。

是非今期の自信作「オリジナルメルトンチェスターコート」をご覧になってみてください。

今期は、前に紹介したインナーブルゾンとのコーデで着こなすのがおすすめですっ!

寒くなる一方なので、ここらで温かいコートを是非。。

其れでは

shu